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ベッテルが今年のF1カーに付けた愛称は?

2017年03月22日(水)17:19 pm

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、毎年自分が乗るF1マシンに女性の名前を付けることが慣例となっている。

レッドブル時代には、2010年の“Randy Mandy(みだらなマンディ)”、2011年の“Kinky Kylie(変態カイリー)”、2013年の“Hungry Heidi(飢えたハイジ)”など、少しおふざけが入った愛称が多かったベッテルだが、フェラーリに移籍した2015年には聖書に登場する人類最初の女性である“EVA(イヴ)”、そして昨年はイタリアの王妃からとったという“Margherita(マルゲリータ)”というシンプルな名前が付けられていた。

そして、ベッテルが今年フェラーリ2017年型車SF70Hに付けた愛称が明らかとなった。それは、“ジーナ(Gina)”だ。

ベッテルの母国ドイツの『Bild(ビルト)』紙は次のように報じている。

「この名前はラテン系のもので、女王を意味するレジーナ(Regina)を縮めたものだ」

「ジーナがベッテルを新たな戴冠(たいかん)へと導いてくれるだろうか?」

■今年はベッテルに5度目のタイトル獲得のチャンスも

2010年から2013年にかけてレッドブルで4年連続F1チャンピオンに輝いたベッテルだが、現在のパワーユニットが導入され、メルセデスAMGが圧倒的な強さを発揮し始めた2014年以降はタイトル争いに加わることすらできていない。

だが、バルセロナで行われた今年のシーズン前テストではフェラーリが強さを示しており、今年はベッテルもF1チャンピオン候補のひとりだと目されている。

■フェラーリの調子はよさそうだとプロスト

かつてマクラーレンやフェラーリで活躍した元F1チャンピオンであり、今季はルノーの特別アドバイザーに就任したアラン・プロストも、その可能性は十分にあるだろうと母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語っている。

「バルセロナのテストでは、フェラーリが長い高速コーナーでは優れたパフォーマンスを発揮しているのを目にした。これはクルマの空力効果が高いことを示すものだ」

「それはいい兆候だ。もちろん、タイヤ選択、エンジンチューニング、燃料といった要素すべてがテスト結果には影響を及ぼしている。だが、私の目にはスクーデリア(フェラーリ)の調子がよさそうだと映っているよ」

■まだメルセデスAMGが最強との声も

だが、やはり今年も最強チームはメルセデスAMGだと考えている者も少なくない。元F1ドライバーのアレックス・ブルツは、放送局『Sport1(シュポルト1)』とのインタビューの中で次のように予想している。

「フェラーリとレッドブルはコンマ数秒彼ら(メルセデスAMG)に及ばないよ」

いよいよ今週末にメルボルンで2017年のF1開幕戦オーストラリアGP(26日)が開催されるが、ベッテルの乗る「ジーナ」がメルセデスAMGを相手に前評判にたがわぬ走りを見せるのかどうかに大きな注目が集まるのは間違いないだろう。

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