21日(火)、インディカー開幕戦で5位に入賞した佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)が、バーバー・モータースポーツ・パークで開催されているインディカー合同テストで午前中のトップタイムを記録した。
午前中のセッションは3時間行われたが、佐藤琢磨は1分8.1705秒(121.460mph)を記録して、テストに参加中のドライバー22名のトップに立った。このサーキットは第3戦アラバマ(4月23日開催)の舞台で期待も高まる。
佐藤琢磨は次のようなコメントをした。
「ここまでとてもスムーズで、とてもいい感じです」
「これはテストですが、バーバーに戻ってこれて嬉しいです。僕はこの場所が大好きです。スピードがあるし、とても流れがいいですね。今日はまるでレース日のようでした。とても暖かく、僕たちにとってものすごく良いことです」
1秒以内に19台が入る混戦となっており、2番手にはトニー・カナーン、3番手にはウィル・パワー、4番手スコット・ディクソン、5番手はアレキサンダー・ロッシが続いた。
40歳になった佐藤琢磨は、今シーズンから強豪アンドレッティ・オートスポートに移籍し、インディカー8年目のシーズンを戦っている。エンジンはもちろんホンダだ。
エンジニアリング・トランスポーターの中で「スタッフやエンジニアたちとたくさんの時間を過ごしています」と佐藤琢磨はインタビューに応えた。
「実際、このエンジニアリングトラックは、僕たちは今週初めて使っているんです。みんな結束していますし、僕たちのコミュニケーションは、より深くなっていて良い傾向です」
「レースの週末に向けていくつかのテスト項目を繰り返す必要があります。うまくいけば、僕たちのレースウィークエンドは良くなります。ここまでのところ、僕たちは4台のクルマでたくさんのテストプログラムを分担していますし、かなり満足しています。すべてがうまく進んでいます」 。
■【迫力の動画】ロッシのヘルメットに取り付けられたバイザーカメラ。バーバー・モータースポーツ・パーク合同テスト