マクラーレンは、フォーミュラEにパワートレイン技術のサプライヤ、またはチームとして参入することを検討しているという。
■バッテリー独占サプライヤーは決定
『マクラーレン・アプライド・テクノロジーズ(応用技術)』社は、フォーミュラE開始当初から全チームにモーターとインバータを供給しており、2016年9月に開催された世界モータースポーツ評議会にて、フォーミュラEのシーズン5と6(2018-2019と2019-2020)のバッテリー独占サプライヤーとして選ばれている。
このバッテリーにより、レース中にクルマを交換する必要がなくなる。
■マクラーレン、さらなる関与を望む
新しいマクラーレンのボスであるザック・ブラウンは、『Autosport(オートスポーツ)』に「何らかの形で」シリーズに大きな技術的関与を望んでいるが、具体的には語らなかった。
「我々がリーダーシップを発揮し、その能力を示すことができるのは素晴らしいことだ」
「フォーミュラEにもっと関わる方法を探しているよ」
「マクラーレンが技術を応用するため、フォーミュラEでの他の分野をさらに発展させるために、チームの立ち上げからチーム買収、チームとの協業まで、すべてがテーブルの上(検討事項)にある」
「我々はバッテリー技術(の提供)を超えて進めることができる。私はモーターレーシング・ジャンキー(中毒者)だ。ブランドとして商業的に可能であれば、可能性が広がるほど良いよ」
もしマクラーレンが、『2018/19シーズン』においてフォーミュラEにパワートレインを供給する場合、先月までに登録を提出しなければならなかったが、これについては発表されていない。
■フォーミュラEは3年目、世界のメーカーが参戦
フォーミュラEは3年目のシーズンを迎えており、ジャガー、ルノー、アウディ、BMW、DS、そしてマヒンドラ、ネクストEV、ベンチュリのようなまだ広く知られていないブランドのメーカーも認知度拡大のために参戦している。
現在アンドレッティのテクニカルパートナーであるBMWは、来シーズンには本格的に参入し、2018/19シーズンからBMW独自のパワートレインメーカーとして登録されるようだ。
また、メルセデスは2018/19シリーズに参戦するためのオプションを確保しているが、参戦するかどうかは現時点では不明だ。