メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、F1の新オーナーとなったリバティ・メディアが行った規制緩和を歓迎するとコメントした。
前オーナーのCVCからF1株式を取得して新たなオーナーとなったリバティ・メディアは、アメリカメディア界の大物であるジョン・マローンが会長を務める企業だ。
新オーナー登場までF1最高責任者の座にあったバーニー・エクレストンはF1の動画などの二次利用を厳しく制限していた。だが、エクレストンの後任ポジションについたチェイス・キャリーは、すでにこの規制の緩和に動いており、各F1チームは自分たちが撮影したF1カーの走行動画などをこれまでよりも自由にソーシャル・ネットワークに掲載することができるようになっている。
こうした動きは重要なステップだったと思うかと質問されたヴォルフは、オーストリアの『Kurier(クリヤー)』紙に次のように答えた。
「そうでなければ、こういうことはできなかっただろう」
「デジタルを使わなければ若い世代とつながることはできない。F1にはこの困難な溝に橋を架け、自分たちが作るものを変えていくことが求められているんだ」とヴォルフは付け加えた。
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