ダニエル・リカルドは、2017年シーズン序盤にはレッドブルがメルセデスAMGとフェラーリの脅威となることはないだろうと考えているようだ。
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バルセロナで行われたシーズン前テストではフェラーリとメルセデスAMGが頭一つ抜けたパフォーマンスを発揮して見せたが、今季のメルセデスAMGにとって最大のライバルとなるだろうと目されていたレッドブルは今一つそのペースに付いていくことができていなかった。
■遅かれ早かれレッドブルもトップ争いに加わる
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』から、レッドブルもトップ争いに加わることができると思っているかと質問されたリカルドは「それを願っているよ」と答え、次のように続けた。
「同一の状況であれば僕たちもほぼ最高のクルマたちと同様のところに行けるはずだ。だけど、まだそこには至っていないね」
「遅かれ早かれ、僕たちもトップ争いができるようになると思っている。メルボルンからそうできればいいけれどね。僕たちもいい状態ではあるんだけど、もう少しスピードが必要だね」
そう語ったリカルドは、ほほ笑みを浮かべながら次のように付け加えている。
「3チームによるタイトル争いになればすごくいいと思わないかい?」
■現時点でのトラブルには心配していない
さらに、バルセロナでルノーのパワーユニットがトラブルを抱えたことについて質問されたリカルドは、次のように答えた。
「僕はリラックスしているよ。僕は2014年のテストではすごく問題を抱えたことを覚えているけれど、その年には3勝できた。だから、メルボルンでは少しばかり後れを取ることがあっても、僕は心配などしないよ」
■最有力チャンピオン候補はハミルトン
今季、メルセデスAMG、フェラーリ、レッドブルによる三つどもえのタイトル争い実現を期待しているリカルドだが、最終的に強いのはやはりメルセデスAMGのルイス・ハミルトンだろうと考えているようだ。
リカルドは、今季ニコ・ロズベルグの後任としてウィリアムズから移籍してきたバルテリ・ボッタスも4度目のF1タイトル獲得を目指すハミルトンに勝つことは難しいだろうと次のように語った。
「ルイスとボッタスによる戦いは面白くなるだろうね。だけど、正直に言えば僕はルイスが勝つはずだと考えているよ。現時点ではセブ(セバスチャン・ベッテル/フェラーリ)の調子がすごくいいにしても、僕は彼(ハミルトン)が最大のチャンピオン候補だと思っている」
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