今季ウィリアムズから最強チームであるメルセデスAMGに移籍したバルテリ・ボッタスが、シーズン序盤にチームメートのルイス・ハミルトンに勝てないことがあっても「パニックになどならない」と主張した。
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これまで2度にわたってスペインのバルセロナでシーズン前の公式テストが行われたが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコばかりかメルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダでさえ、ここまでのところボッタスはハミルトンのようなペースを示すことができていないと見ている。
■最高のF1カーを手に入れるチャンスに恵まれた
2016年のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグが電撃的にF1引退を決めたことから突然最強チームのシートを獲得することができたボッタスは、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「僕は結果を出すことができるよ」
「ニコの引退で僕に運が巡ってきたことは分かっている。いつか世界有数のクルマに乗るというのがずっと僕の目標だったんだ。そして彼のおかげでそれが現実になった」
「正直に言って、以前ほどのプレッシャーは感じていないんだ。僕はただ、これまでで最高のF1カーを運転する特別なチャンスが与えられたということを知っているだけだ」
「負けるより、勝つチャンスのほうがたくさんあるということさ」
■ハミルトンも最高の指標となる
そう主張したボッタスは、昨年までロズベルグとの間にかなり緊張した関係があったことでも知られているハミルトンと一緒にやることに関しても恐れたりはしていないと次のように続けた。
「彼はまさに指標そのものなんだ」
「僕としては、彼がどうクルマをセットアップするのか、そして彼のドライビングスタイルがどのように機能しているのかということに興味を持っているよ。僕は3度F1王者になった者の仕事ぶりを見ているし、そういうチャンスを利用しないのはおろかなことさ」
「僕はあきらめたりはしないよ。そして、もしルイスのほうが速くてもパニックになどならないよ」
「僕は自分がかなりうまく学習できていることは分かっている。それでも、最初のレースからしかるべきところにいる必要があるんだ」