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ポルトガル、F1『非』選手権レース開催に名乗り すでにコース改修し承認へ動く

2017年03月14日(火)11:29 am

ポルトガルのサーキットが、F1の非選手権レース開催に向けて手を挙げたと報じられている。

■急浮上したF1非選手権レース開催案

最近、F1のモータースポーツ責任者に指名されたロス・ブラウンが、今後のレース様式改善のテストケースとするために、非選手権レースを年に1レース開催することを考えたいと語ったことが報じられていた。

ポルトガルのモータースポーツ専門紙である『AutoSport(アウトシュポルト)』は、ブラウンはそのレースをシーズン開幕前の2月に、多くのチームの本部があるヨーロッパ地域で開催したいと計画しているはずだと報じている。

■開催に前向きなアルガルヴェ・サーキット

ポルトガルのアルガルヴェにあるアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ(アルガルヴェ・サーキット)の責任者であるパウロ・ピニェイロは、自分たちのサーキットこそ、そのブラウンの案を実現するには最適の場所となるはずだと次のように語った。

「F1レースは我々や旅行産業にとってほんとうに素晴らしく、興味深いものだ。経済効果やメディア露出はすごく大きいからね。観光客が減る2月なら特にね」

■すでにF1開催承認申請も

アルガルヴェ・サーキットは、18のコーナーを有する全長約4.7kmのパーマネントコースで、2008年シーズン後にはF1のテストが行われたこともある。

ピニェイロは、アルガルヴェ・サーキットでは新時代を迎えた高速F1カーに対応するための改修に続き、F1レース開催が可能であるとの承認を得るための活動を進めているところだと明かし、次のように続けた。

「そのプロセスは今後数日のうちに完了するはずだと考えている」

■ポルトガルにF1復活を望む気運

ポルトガル国内でもF1グランプリ復活を望む声は小さくないと言われている。近年では1984年から1996年までエストリルでF1が開催されていたポルトガルだが、以後20年にわたってF1は開催されていない。

アルガルヴェ地方を統括するポルティマンの市長もポルトガルで再びF1を開催すべきだと語ったと報じられており、ポルトガルの首相を務めるアントニオ・コスタも今回の非選手権レース開催について次のように語ったと伝えられている。

「申し出のあったそのアイデアはものすごく魅力的だしワクワクするものだ」

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