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【ホンダF1】長谷川F1総責任者「問題再発は残念。必至に努力するチーム全員を誇りに思う」

2017年03月11日(土)19:44 pm

スペイン・バルセロナでのプレシーズンテスト最終日、マクラーレン・ホンダは断続的に起こる電気系の問題に悩まされる一日となった。

●【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「残念な最終日。ファクトリーで解決して次の一歩を」

最終日はフェルナンド・アロンソが走行したが、午前のセッションでショートラップの最中に電源が落ちる事象が2度発生。現段階では、昨日ストフェル・バンドーンに発生した問題と同じものであるかは分かっていない。

木曜日の夜、チームは夜通しでパワーユニット、シャシー双方で多くの電装系部品を交換したが、問題の解決には至らなかった。金曜日午前の走行でも、原因を絞り込んで明らかにするために、走行ごとにさらなる部品交換を行った。チームは午後にはコース復帰すべく、さらに時間を要する大幅な変更を行うことを決定した。

アロンソは午後3時40分に走行を再開。中断の多い一日だったが、計43周を走行し、空力テストとセットアップ変更、タイヤの確認に取り組んだ。チームはテストで得た情報を分析してメルボルンへ向けた準備を進めるべく、拠点へ戻っている。

マクラーレン・ホンダは、原因が分からないという大きな不安要素を抱えたままテストを終了した。

■長谷川祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者

「テスト最終日もチーム全員にとって困難な一日になりました。夜通しで原因解明に取り組んで部品交換を行いましたが、再び問題が起きてしまったことは残念に思っています。

今日もマシンの電源が落ちる原因を探るために多くの時間を費やしました。その結果、予定を変更せざるを得なかったものの、午後に走行を再開し、少しプログラムを進めることができました。
 
このテストは厳しいものとなりましたが、チーム全員が改善に向けて必死に努力してくれたことには、本当に感謝しています。こうして取り組んでくれるマクラーレン・ホンダの全員を誇りに思います。
 
メルボルンまでに残された時間で、マクラーレンと引き続き緊密に連携し、オーストリアに向けて出発するまで努力し続けます」

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