10日(金)、今シーズン2回目のF1プレシーズンテスト(バルセロナ・サーキット)4日目、開幕前テストの全日程が終了した。あとは開幕を待つのみだ。
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■アロンソ、意地の21秒台
既報の通り、午前中は2度の電気系トラブルによりコース上でストップしてしまったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)。夜を徹する作業も虚しく、最終日も原因は特定できずにいた。
午後、コースに戻ったアロンソは24周を走行、『ウルトラソフト(紫)』タイヤを装着して1分21.389秒を記録し、2016年型フェラーリ・パワーユニットを搭載しているザウバーのタイムは超えてみせたものの、依然としてトップとは2.7秒もの差がある。
マクラーレン・ホンダは謎の電気系トラブルの影響か、レース距離を走行できないままテスト全日程を終了し、開幕戦F1オーストラリアGPの地、メルボルンへと向かう。
■本命はフェラーリか
テスト最終日、フェラーリだけが1分18秒台に入れてきた。他のチームがフェラーリはまだ力を隠していると言う中、2番目に軟らかい『スーパーソフト(赤)』タイヤでのタイムだ。ウルトラソフトを使用したらどんなタイムが出るのか楽しみだ。
■【最終F1テスト:最終日タイム】
順 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ライコネン | フェラーリ | 1:18.634 | - | 111 | 20 |
2 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:19.438 | 0.804 | 71 | 14 |
3 | サインツ | トロロッソ | 1:19.837 | 1.203 | 132 | 21 |
4 | ボッタス | メルセデス | 1:19.845 | 1.211 | 53 | 13 |
5 | ハミルトン | メルセデス | 1:19.850 | 1.216 | 54 | 13 |
6 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:19.885 | 1.251 | 45 | 10 |
7 | ペレス | Fインディア | 1:20.116 | 1.482 | 128 | 20 |
8 | パーマー | ルノー | 1:20.205 | 1.571 | 43 | 10 |
9 | ストロール | ウィリアムズ | 1:20.335 | 1.701 | 132 | 18 |
10 | グロージャン | ハース | 1:21.110 | 2.476 | 76 | 24 |
11 | アロンソ | マクラーレン | 1:21.389 | 2.755 | 43 | 15 |
12 | エリクソン | ザウバー | 1:21.670 | 3.036 | 59 | 14 |
13 | ウェーレイン | ザウバー | 1:23.527 | 4.893 | 42 | 7 |
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