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【ホンダF1】「電気系に問題・・・原因を解明すべく分析中」最終日も全力で臨む

2017年03月10日(金)17:43 pm

9日(木)、スペイン・バルセロナでの第2回公式テストは3日目を迎え、ストフェル・バンドーンが開幕前最後の走行に臨んだ。

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セッション開始からは順調に進み、これまでのテストと同様に空力の相関作業(シミュレーションと実走データの整合性を確認する作業)とデータ収集を行った。

■電気系に問題発生

ところが、24周目を終えたところで、バンドーンのマシンは電源供給を失ったことよってストップ。ピットに戻り、問題の調査とマシンの再起動を行って走行を再開すると、さらに9周を走行した。

午前中のセッション終盤に問題が再発したため、またもコース上でマシンを止めざるを得ず、セッションは赤旗中断となる。チームはさらなる確認を行うために部品を取り外し、いくつか電装系の部品を交換したが、原因解明には至らなかった。

■開幕戦へ準備

バンドーンは午後3時45分に再びコースイン。ハンドリングを調整するとともに、メルボルンでの開幕戦に向けた準備として、必要な手順のリハーサルも行った。

この日の走行はトータル48周。明日は最後のテストとなり、フェルナンド・アロンソがプログラムを引き継ぐ。

■長谷川祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者

「今日も難しい一日でした。午前中、ストフェルのマシンに電気系の問題が起こり、ピットで解決にあたる時間を取らねばなりませんでした。

コース上での時間を確保するため、チームは今日も、ストフェルが少しでも早く走行を再開できるよう懸命に努力してくれました。今日起こった問題については原因を解明すべく分析中です。

もちろん、こうした問題が起きることでガレージにとどまる時間が増えていくことは望ましくありませんが、これがテストの目的の一つでもあり、走れば走るほどそこから学べることは増えていきます。

テスト日程の7日を終えて、マシンがパッケージ全体としてどう機能するかについての理解を深められてきています。明日もプログラムを少しでもリカバーするためにテストを進めていきます。

メルボルンに向けたデータを少しでも多く集めなければならないので、明日は忙しい一日になりますが、最終日もチーム全員が全力を尽くして臨みます」

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