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【マクラーレン・ホンダ】「ホンダと連携してパフォーマンスを引き出したい」

2017年03月09日(木)20:30 pm

8日(水)、スペイン・バルセロナでの第2回公式テストの2日目は、フェルナンド・アロンソが走行。マクラーレン・ホンダにとっては一進一退を繰り返す一日となったが、実りある時間を過ごすことができた。

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■2日目に取り組んでいたこと

信頼性の問題によって走行距離を伸ばすことはできなかったものの、チームはテストプログラムを進め、午前中は空力の調整に、午後はハンドリングとセットアップの確認に時間を費やした。
セットアップの変更に時間をかけたため、走行はショートランが中心となった。

■予定外の水漏れが発覚

この日に予定されていたESS(Energy Storage System、バッテリーパック)やフロア部の変更に時間を要することは分かっていたが、その作業中に水漏れが見つかったため、同時にその解決にも取り組むこととなった。

チームは、セットアップやシステムの確認を行い、午後の走行でできる限り多くの成果を挙げるべく、マシンを徹底的にチェック。これによって、予定よりもガレージでの作業時間が長くなった。

アロンソは午後4時ごろにコースへ戻り、この日はトータル46周を走行。チームはメルボルンに向けて、マシンとパワーユニットの挙動に関する多くの有用なデータを集めることができた。

■エリック・ブーリエ マクラーレン・ホンダ・レーシングディレクター

「リザルト上は、うまくいったようには見えないかもしれないが、実際は多くの情報を得られた。今日は、今後のさらなる変更に向けて空力の相関関係を見極めるため、セットアップの変更に時間を割き、ショートランを繰り返す予定だった。走行時間は短くなったが、方向性を確認するために必要な情報が得られ、メルボルンに向けた準備を進められた。

午後はもっと早く走行を再開したかったが、わずかな水漏れの兆候があり、それを解決するために、予定よりも時間がかかってしまった。ただ、こうしたこともテストの一部であり、早くコースに戻そうとして問題が起きれば、結局はガレージでの作業時間が増えてしまう結果になりかねない。

まだまだやるべきことは多くあり、それに取り組む時間は残り2日間しかないが、プログラムは順調に進んでいる。テストの終了までの期間を実りあるものとして、マシンのパフォーマンスを引き出すことに集中し、ホンダとも連携してオーストラリアに向けた開発を進めていきたい」。

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