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【ホンダF1】新スペックエンジン導入「開幕戦へ向けてデータ収集できた」

2017年03月09日(木)20:49 pm

8日(水)、スペイン・バルセロナでの第2回公式テストの2日目は、フェルナンド・アロンソが走行。マクラーレン・ホンダにとっては一進一退を繰り返す一日となったが、実りある時間を過ごすことができた。

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■2日目に取り組んでいたこと

信頼性の問題によって走行距離を伸ばすことはできなかったものの、チームはテストプログラムを進め、午前中は空力の調整に、午後はハンドリングとセットアップの確認に時間を費やした。
セットアップの変更に時間をかけたため、走行はショートランが中心となった。

■予定外の水漏れが発覚

この日に予定されていたESS(Energy Storage System、バッテリーパック)やフロア部の変更に時間を要することは分かっていたが、その作業中に水漏れが見つかったため、同時にその解決にも取り組むこととなった。

チームは、セットアップやシステムの確認を行い、午後の走行でできる限り多くの成果を挙げるべく、マシンを徹底的にチェック。これによって、予定よりもガレージでの作業時間が長くなった。

アロンソは午後4時ごろにコースへ戻り、この日はトータル46周を走行。チームはメルボルンに向けて、マシンとパワーユニットの挙動に関する多くの有用なデータを集めることができた。

■長谷川祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者

「今日は一定の前進ができました。予定のテストプログラムを完了し、大きな問題は出ませんでした。

それによって、今日のテストで使用した、新たなスペックのパワーユニットの性能を理解するために必要なデータを集めることができました。

もちろん、まだまだやるべきことはたくさんありますが、今日の走行で正しい方向へ進むことができたと思います。残り2日間のテストで重要なデータをより多く収集し、メルボルンに向けて態勢を整えるべく、レースの準備を進めていきます」

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