7日(火)からまた4日間にわたってスペインのバルセロナで今季2回目のF1公式シーズン前テストが開催されている。そしてこのテストは、2017年F1シーズン開幕前の最後のテストでもある。
先週同じバルセロナで開催された1回目のテストではホンダパワーユニットが大きなトラブルを抱えてしまい、予定していたプログラムに大きな遅れが生じてしまったマクラーレン・ホンダにとって、今シーズンの開幕戦オーストラリアGP(26日決勝)に向けて、一層重要度の高いテストとなるのは間違いないだろう。
今季のマクラーレン・ホンダMCL32の戦闘力いかんでは、今季限りでマクラーレンとの契約が切れるフェルナンド・アロンソがチームから離脱するだけでなく、場合によってはF1からの引退を決める可能性もあるのではないかとも言われている。
しかし、35歳のアロンソは先週のテスト期間中にバルセロナで次のように語っていた。
「日に日に状況は改善されたよ。来週は違う状況を迎えるはずさ」
「オーストラリアではさらにいい状況になると思う。シャシーはベースがしっかりしているから、コーナーではいいグリップを感じることができたよ。ほかのチームに関しても、今バルセロナで行われているテストと同じことがオーストラリアでも見られるとは思わないな」
今週のバルセロナテストにおいて、マクラーレン・ホンダは7日(火)と9日(木)をストフェル・バンドーン、そして8日(水)と10日(金)をフェルナンド・アロンソが担当することになっているようだ。
あと18日後に迫った開幕戦に向け、マクラーレン・ホンダが今週のバルセロナテストでどれだけ調子を上げてこられるかに注目が集まることになる。