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ヒュルケンベルグ「ルノー移籍を後悔などしていない」

2017年03月07日(火)5:20 am

ニコ・ヒュルケンベルグが、ルノーに移籍したことを全く後悔していないと主張した。

■ルノー移籍を急がなければメルセデスAMG入りのチャンスも?

厳しい財政状況を抱えながらも2016年のコンストラクターズランキング4位となったフォース・インディアから、2016年にフルワークス体制でのF1挑戦を再開したものの、順位的には9位と振るわなかったルノーへの移籍を決めたヒュルケンベルグ。

ルノーは今季コンストラクターズ5位を目標に掲げているものの、フォース・インディア以上の活躍をすることができるかどうかはまだ分からない。

そればかりではない。もしヒュルケンベルグがルノーとの契約を急がず、そのままフォース・インディアにとどまっていたとしたら、突然引退を表明したニコ・ロズベルグの後任として最強F1チームであるメルセデスAMGのシートを獲得できていた可能性すらあっただろうと考えられている。

■ルノーを選んだことに後悔はない

結果として、そのビッグチャンスを逃してしまったのではないかと質問されたヒュルケンベルグは、母国ドイツのスポーツ誌『Kicker(キッカー)』に次のように答えた。

「まず、契約することなしにそれほど長く待つことなど現実的ではなかっただろうね」

「それに、仮に12月に僕がまだフリーだったとして、メルセデスAMGが僕を選んだかどうかは分からないよ。だから僕は自分の決断には完全に満足している」

ドライバーとして脂がのり切った時期を迎えている29歳のヒュルケンベルグは、さらに次のように続けた。

「今は、僕は今の状態がすごく心地いいんだ。そして本当にクールなルノーのプロジェクトにいるという状況もすごく気に入っているよ」

「僕は自分が何歳であろうと、それをすごく楽しみにしているんだ」

■今年は状況が変わるはず

そう語ったヒュルケンベルグは、2016年シーズンはランキング9位だったとはいえ、それは破たん寸前のロータスを買収し、本来メルセデスパワーユニット搭載用に設計されていたF1カーに急きょルノーのエンジンを乗せ換えた妥協の産物とも言えるクルマで戦ったためであり、今年からはそうした状況も変わってくるはずだと次のように続けた。

「(2016年には)いろんなことが起きていたし、誰もそれほど期待はできなかったんだ。だけど今ではすべてが変わろうとしている」

「僕たちが一緒に懸命に頑張れば、いい未来が開けると確信しているよ」とヒュルケンベルグは付け加えた。

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