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実験的な「非選手権F1レース」実施を視野に入れるロス・ブラウン

2017年03月02日(木)17:59 pm

F1の新オーナーとなったリバティ・メディアによってF1のモータースポーツ担当マネジングディレクターに指名されたロス・ブラウンが、現在のF1選手権に含まれない特別なレースを開催してみたいとの考えを明らかにした。

■新たなF1改革に着手したブラウン

かつてミハエル・シューマッハらとともにフェラーリを黄金時代に導いたエンジニアであり、2009年には撤退したホンダからチームを譲り受けて見事にF1タイトルを獲得したことで知られるブラウン。その後チームをメルセデスに売却し、2013年まで同チームの代表を務めていた。

メルセデスAMGを離脱した2014年以降はF1活動から退いていたものの、リバティ・メディアにより新時代を迎えたF1で新たなポジションに就き、将来に向けたF1の改革に取り組むことになっている。

そのブラウンが考えているのは、1年に1レースだけ、通常のF1選手権には含まれないレースを開催してみてはどうかというものだ。そうすれば、F1のレース週末を今後どのように改善すればよいかのいい実験ができるだろうというわけだ。

■改善には「実験」が必要

今年最初のF1公式シーズン前テストが行われているバルセロナに顔を見せたブラウンは、『Times(タイムズ)』に対し、これまでのF1はどういう結果を招くかをよく検討もしないまま、新たなことを導入する傾向があったと語り、次のように続けた。

「私は、レース様式の実験を行うために非選手権レースをやってみたいという強い希望を抱いている。そうすれば、何をやれば人々に対してアピールできるのかが分かるだろう。我々はみんな同じなのだからね。我々は実際に経験してみるまでは、どうすれば楽しめるのかということが分からないものなんだ」

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