今季マクラーレン・ホンダからフルタイムドライバーとして参戦するストフェル・バンドーンが、チームとしては今後のテストプログラムを見直すつもりはないだろうと語った。
■2日連続でトラブルを抱えたホンダ
2月27日(月)から4日間の日程で開始された今年最初のF1公式シーズン前テストだが、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが担当した初日にホンダパワーユニットがトラブルを抱えてしまい、満足なテストができずに終わっている。
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、その日のセッション後に、テスト後半に関しては予定していたスケジュールを修正するかもしれないと示唆していた。
ところが、バンドーンが担当した28日(火)にもやはりホンダパワーユニットにトラブルが発生。バンドーンも満足のいくテストを行うことができずに終わってしまった。
こうした状況を受け、アロンソの母国スペインのメディアは今年もマクラーレン・ホンダは悪夢のような状況に陥ったと報じている。
■予定していたプログラムで進めるはず
伝えられるところによれば、ホンダがバルセロナに持ち込んでいるパワーユニットは3基だけだという。そして現在大慌てで日本から予備のユニットを空輸しようとしているところだと言われている。
今回のテストに関しては予定していたプログラムを修正する必要に迫られているのではないかと質問されたバンドーンは、バルセロナで次のように答えた。
「これについてはまだ話し合っていないんだ。だから、僕としてはオリジナルのプランで行くことになると見ているよ」
「誰もが精一杯のことをやっている。僕たちはプロだし、用意しなければならない時間をどのように工面すればいいかも分かっているよ」
「同じように、まだテスト2日目でしかない。だから希望を捨てる理由なんて何もないよ」
■アロンソともうまくやれている
一方、今年からチームメートとして組むことになったアロンソとの関係について質問されたバンドーンは、「ここまでのところすごくうまくやれているよ」と答え、次のように付け加えた。
「僕たち2人はチームを成功への道に返り咲かせるために一緒に頑張っているよ」