メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフが、疑惑の目が向けられているサスペンションシステムが統括団体であるFIA(国際自動車連盟)から違法と判定されるのではないかと心配してなどいないと主張した。
メルセデスAMGとレッドブルでは、アクティブサスペンションと同等の効果を生むということで2014年に禁止されたフリック(Front and Rear Inter-Connected)方式と呼ばれるサスペンションに似たタイプのシステムを使用していると言われている。
そしてこれに対してフェラーリを筆頭に、ほかのF1チームたちもそのシステムは違法なのではないかとの疑いを抱いており、2017年のF1開幕戦オーストラリアGPにおいて正式な異議申し立てが行われる可能性もあると報じられている。
だが、ヴォルフはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、「私は心配はしていないよ」と語り、次のように付け加えた。
「FIAは我々は合法的であると何度も保証したのだからね。これはシーズン前によくある威嚇行為に過ぎないよ」