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【ホンダF1】組織変更・・・F1担当役員は新設部門へ統合

2017年02月22日(水)21:42 pm

ホンダは、4月1日付で組織運営体制の変更を行うと発表した。その発表の中に、「F1担当役員を解く」という項目があり、そこにはこのように書かれている。

「2015年から参戦しているFIAフォーミュラ・ワン世界選手権の活動については、2016年4月からF1担当役員を配置し、体制の強化を図ってきました。今回、新設するブランド・コミュニケーション本部に担当役員を配置し、F1をはじめとするモータースポーツ活動の機能を強化させることから、F1担当役員の役割を解きます」。

■ホンダF1、どう変わる?

これまでF1担当役員だった松本宜之氏は、本田技研工業(株)の取締役ならびに専務執行役員、そして(株)本田技研研究所の代表取締役社長 社長執行役員を継続し、新たに「研究開発担当(研究開発、知的財産、標準化)」という役職に就くとされており、ブランド・コミュニケーション本部には関わらないようだ。

そして、新たに『ブランド・コミュニケーション本部長ならびに執行役員』に就任するのは、現在、四輪事業本部マーケティング企画室長の森山克英氏だ。そして、『ブランド・コミュニケーション本部 広報部長』には浅沼なつの氏、『ブランド・コミュニケーション本部 モータースポーツ部長』は山本雅史氏が引き続き担当する。

今回の人事では、(株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏には触れられていないことから、継続とみられる。

■ロン・デニスやバーニー・エクレストンの影響も?

1年前の2016年4月、ホンダはF1担当役員を配置し、F1体制の強化を図ってきた。しかし、この1年でマクラーレンはロン・デニスが退任し、F1でもバーニー・エクレストンがトップの座から降りることになり、環境は激変した。つまり、F1専任という役割を置かずとも、会社組織としては、より交渉などもやりやすくなったのかもしれない。

ホンダ本社でのF1専任の役職がなくなることで、ホンダF1の取り組みがどう変わるのかにも注目だ。

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