元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブは、2017年シーズンにはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が素晴らしいパフォーマンスを見せる可能性があると見ている。
F1関係者や評論家には、今年はメルセデスAMGとレッドブルの戦いになるだろうと考えている者たちが多い。残念ながら、フェラーリがトップ争いにからんでくるだろうと予想している者は少ないのが事実だ。
だが、1997年のF1チャンピオンであるビルヌーブは、F1ファンは今年赤いF1カーにも注目すべきだとドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「セバスチャン(ベッテル)のドライビングスタイルは(2017年の)新しいクルマに完ぺきに合うんだ」
「それだけじゃないよ。彼はここまでに新しい(2017年仕様)タイヤで最も多く走行テストをしてきている。これがアドバンテージとなるのは確かだよ。とりわけ、シーズン序盤においてはね」
45歳となったビルヌーブは、グリップの高い幅広タイヤを装着し、よりダウンフォースが強められてスピードアップする今年のF1を楽しみにしていると次のように付け加えている。
「これでついに三輪車から直接F1に行けるような日々は終わるよ。こういうクルマを操るには子供ではなく、男であることが必要だからね」