元F1ドライバーのジャン-エリック・ベルニュが、2016年シーズン限りでフェラーリとの関係が終わったことを認めた。
もともとレッドブルの育成プログラムメンバーであり、2012年から3年間ジュニアチームのトロロッソでF1に挑戦していたベルニュ。2014年限りでトロロッソのシートを失ったベルニュは、その後フォーミュラEに参戦しつつフェラーリと開発担当ドライバーとして契約。事実上の控えドライバーとして各グランプリに帯同する姿が見られていた。
だが、フェラーリでは今季23歳のイタリア人ドライバー、アントニオ・ジョビナッツィと正式に控えドライバー契約を結んでいる。ジョビナッツィは2016年にGP2シリーズでランキング2位となった期待の若手ドライバーだ。
26歳のフランス人ドライバーであるベルニュは、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語った。
「今シーズン、僕が控えドライバーを続けないことは最初からはっきりしていたんだ」
今年はこれまで通りフォーミュラEでのレースに集中するとともに、ル・マン24時間レースで有名なWEC(世界耐久選手権)にも出走したいと思っていると語ったベルニュは、フェラーリに関して次のように続けた。
「僕はまだフェラーリにはたくさん知人もいるし、いい関係にある。だけど僕がレースに行ったり、これまでのような仕事をしたりすることはないよ」