今季ウィリアムズから最強チームのメルセデスAMGへと移籍したバルテリ・ボッタスが、かつて2度F1王座についた同郷の先輩ドライバーがいることを心強く思うと語った。
■マネジャーとしてボッタスを助けるハッキネン
すでに20年近く前のことになるが、フィンランド出身のミカ・ハッキネンがマクラーレンで1998年と1999年に2年連続F1チャンピオンとなっている。ちなみに、このときマクラーレンが搭載していたのはメルセデスエンジンだった。
48歳となったハッキネンは、フィンランドの後輩ドライバーであるボッタスのマネジメントに携わっていることでも知られている。
実はメルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフもこれまでボッタスのマネジメントチームの一員だった。だが、ボッタスが自分のチームに加わることになったため、利益相反となることを避けるためにヴォルフはすでにボッタスのマネジメントからははずれている。
■ハッキネンの助言は注意深く聞くとボッタス
ハッキネンが後ろ盾になってくれることをうれしく思うかと質問されたボッタスは、「ミカの経験は間違いなく僕にとって有益なものとなるだろうね」と答え、次のように付け加えた。
「彼は、勝てるクルマとなるであろう新しいクルマを得た今の僕と同じような状況にいたんだ。だけど、ミカの助けは常に有益だし、僕は彼の言うことを注意深く聞くよ」