ザウバーが新車C36を発表した。
ザウバーは、新しいレギュレーション変更の変更点をあらためて説明。
・新車は、1.8mから2mに広がっている。
・タイヤは25%広くなっている。
・前後のウィングも広くなっている。
・ディフューザーが拡大している。
これらを合わせると、より多くのダウンフォース、より多くのグリップ、結果としてより速いラップタイムが期待される。
これらの変更により、新車のコンセプトに関する仕事は、(より広いタイヤによる)ドラッグを最小限に抑えることに加えて、(最低重量が728kgに引き上げられたにもかかわらず)新しいロール構造によって大幅な重量減を達成することに集中していたという。軽量設計の特定の分野について、チームは限界に達するまで取り組んだ。
■空力のコンセプトについて
空気力学(エアロ)のコンセプトには、フロントウイングとリアウイング、そしてアンダーフロアの最適化が含まれる。
ラジエター、サイドポッド、シャシーはできるだけスリムに設計されている。
ダウンフォースを増加するという観点でも、明らかな進展が達成されたという。
重要なのは、ドライビングによって生成されるダウンフォースを維持することで、様々なコーナーで安定していることだ。
テクニカルディレクターのヨルグ・ザンダー(Jorg Zander)は、開発手順の変更について、次のように説明している。
「我々は、ダウンフォースを最大化するのではなく、空力的安定性を重視しているんだ」。
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