18日(土)、フォーミュラEのシーズン3、第2戦アルゼンチン大会がブエノスアイレスで開催される。
そのフォーミュラEの最初のシャシー『SRT01e』を製造しているスパーク・レーシング・テクノロジー(Spark Racing Technology)は、シーズン5となる2018-19年シーズン用シャシー設計の公開入札で権利を勝ち取り、新コンセプトモデル『SRT05e』の画像を公開した。
スパーク・レーシング・テクノロジーは、元ルノーF1チーム代表のフレデリック・バスールが2012年10月に設立している。
■シーズン5からはレース中の車両交換なし!
現行のフォーミュラEは、バッテリー技術の問題もあり、1台でレースを走りきることができないため、レース中に2台目に車両交換をするというスタイルだ。
しかし、新コンセプトモデル『SRT05e』では、車両交換なしでレースを走りきるため新たな挑戦が必要だ。そのため、より効率的なエアロパーツ設計、より軽量化し、駆動系の効率の向上によって実現する計画だ。
安全性と革新性は、このプロジェクトの目玉となる。
今までの2倍の距離を走行できるようにするため、より重くなる新しいバッテリー技術を含む新しいシャーシを設計しなければならない。
10%の重量減を獲るために、新しい材料を使用した革新的な新しいソリューションに取り組んでいるという。その結果、新コンセプトモデル『SRT05e』はより効率的になると同時に、ドライバーの安全を保つための新しい開発も必要とされる。
■頭部保護にキャノピー搭載
また、公開されたコンセプト画像には、ドライバーの頭部保護装置としてキャノピーが搭載されている。これは、レッドブルF1が提案しているものだ。
■新コンセプトモデル『SRT05e』のフロント
■新コンセプトモデル『SRT05e』のリア
■新コンセプトモデル『SRT05e』のサイド
■新コンセプトモデル『SRT05e』のコクピット上部にはキャノピーが搭載されている