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【WRC】豊田社長、“クルマ愛”は彼らと同じ「私の想像を超えておりました」

2017年02月13日(月)7:48 am

2月12日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンで、ヤリスWRCで出場のヤリ-マティ・ラトバラが優勝。TOYOTA GAZOO Racing WRTに初優勝をもたらすと共に、ドライバーズ選手権ランキングでトップに立った。

チーム総代表でもあるトヨタ自動車の豊田章男社長は、“クルマ愛”に溢れる次のようなメッセージをチーム、そしてファンに向けて述べた。

■豊田章男(チーム総代表)「“クルマ愛”は彼らと同じ。みんな、本当にありがとう」

「18年ぶりに復帰したFIA世界ラリー選手権、第2戦目にして、優勝することができました。

“負け嫌い”のTOYOTA GAZOO Racingですから、私も、その日が来ることを心の底から願っていました。しかし、こんなにも早くその瞬間が訪れることは、私の想像を超えておりました。

トヨタのWRC復帰を願い続け、その復帰を共に喜び、応援いただけたファンの皆さまのおかげです。ファンの皆さま、応援ありがとうございました。

ラリーは、ライバルと競い合いながら道を走りきり、完走することが大切です。
初戦モンテカルロと同じく、今回も、走りきり、戦い抜けたことで、素晴らしい結果を得ることができました。

雪と氷に覆われた苛酷なスウェーデンの道を全速力で走りきれる力をヤリスに吹き込んでくれた、トミ・マキネン代表以下、エンジニア、メカニック、テストドライバーなどチームの全てのメンバーにも感謝します。

そして、そのヤリスをゴールまで無事に運び届けてくれた、ヤリ-マティ・ラトバラ選手、ミーカ・アンティラ選手にも感謝いたします。

また、ユホ・ハンニネン選手、カイ・リンドストローム選手も、一時リタイアとなったものの、メカニック、エンジニアとクルマを直し、そしてその後は今後につなげるための、いろいろなトライをしながら走り切ってくれました。彼らにも感謝いたします。

このように、今回のこの結果はチーム一丸となったからこそ得られたものだと思います。
チームのみんな、本当にありがとう。お疲れさまでした。

先日の発表会の壇上で、マキネン代表とラトバラ選手と“クルマとの対話”について話をしました。

ラトバラ選手は「運転前に愛を持ってクルマに話しかけ、大切に、そのクルマを運転している」
マキネン代表からは「クルマを愛しているからこそ、クルマのことがわかる。だから、どうすれば速く走らせられるかがわかる」

“クルマ愛”に溢れる彼らの言葉は私の想いと全く同じであり、心に響くものでした。

これからも、彼らと、この想いを共有し続け、ヤリスを、“もっといいクルマ”にしていく戦いをチームのみんなと続けてまいります。今年の13戦を戦い抜いたときに、一番強いクルマになっていたいと思います。

WRCの道を走り続け、“もっといいクルマ”のために走り続けるTOYOTA GAZOO Racingを、皆さま、引き続き、応援いただければと思います。よろしく、お願いいたします」。

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