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ホンダ、メルセデス、フェラーリによるザウバー争奪戦が展開か

2017年02月11日(土)15:03 pm

これまで8年連続でフェラーリからエンジン供給を受けてきたザウバーだが、2018年からは別のメーカーからパワーユニットの供給を受けることになるのではないかと考えられている。

そして、これまでのうわさによれば、その最大の候補は現在マクラーレンだけにパワーユニット供給を行っているホンダではないかと言われている。

■3メーカーがザウバーへのPU供給に名乗り?

しかし、水面下で複数のエンジンメーカーがザウバー獲得合戦を繰り広げているようだとのうわさが強くささやかれるようになってきている。

今年はザウバーに1年落ちとなる2016年仕様のパワーユニット供給を行うことになっているフェラーリだが、今年はトロロッソがまたルノーへと移行したことにより、顧客チームがひとつ減ってしまっている。もしザウバーもほかのメーカーへと移行してしまえば、来季のフェラーリ製パワーユニットユーザーは実質的なフェラーリのBチームだとも言われているハースのみとなってしまう。

さらに、昨年までメルセデスからパワーユニット供給を受けていたマノーが破たんしてしまったことにより、メルセデスとしてもそれに代わる顧客を見つけたいと考えるのは当然だろう。メルセデスでは自分たちの契約下にあるパスカル・ウェーレインを今季ザウバーで走らせることにしており、すでにザウバーとの間に十分なパイプもできている。

■5月前半までには決定か

つまり、これからホンダ、メルセデス、フェラーリの間で来季のパワーユニット供給を巡って激しいザウバーの争奪戦が繰り広げられていくことになると見られており、実際にザウバーが2018年にどこのパワーユニットを搭載することになるのかはまだ分からない状態のようだ。

そして、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の承認を得るためには、その決定までに残された時間はあまりない。

ベテランF1記者のロジャー・ブノワは、スイスの『Blick(ブリック)』紙に次のように書いている。

「スペインGPの1日後の5月15日(月)には、FIAが2018年に各チームがどのエンジンを使うかを知る必要がある」

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