F1の新最高責任者に就任したチェイス・キャリーが、すべてのF1レース週末をアメリカのNFL優勝決定戦であるスーパーボウルのように盛り上がるものにしたいと語ったことが報じられた。
この発言についての感想を尋ねられたFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の前会長であるマックス・モズレーは、『ITV』に次のように答えた。
「スーパーボウルって、そんなに素晴らしいものなのかい?」
メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)も、そのキャリーの発言はピンとこないと母国オーストリアのビジネス誌『Trend(トレンド)』に次のように語っている。
「重要なことは、スーパーボウルが21回行われたとしたら、1回限りのスーパーボウルほどの価値はなくなるということだ」
「キャリーが言わんとしたことは、我々がF1レースをもっと面白くしなくてはならないということだよ」
「レースには魅力的なサポートプログラムが必要だということだ」
そう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。
「F1は世界的に見ていまでも最高レベルに機能的なスポーツだ。しかし、変化が必要であることも明白だよ」