2016年限りでF1を引退したニコ・ロズベルグが、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)に自分の後任ドライバーとなって欲しかったと語った。
2016年のF1チャンピオンとなったロズベルグが突然のF1引退を表明したことで、メルセデスAMGは急きょその後任ドライバーを確保する必要に迫られた。うわさでは何人かのドライバーの名前があげられていたが、最終的にメルセデスAMGはウィリアムズからバルテリ・ボッタスを引き抜き、ルイス・ハミルトンのチームメートに据えることで落ち着いている。
実際には誰に自分の後任を務めて欲しかったかと質問されたロズベルグは、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように答えた。
「いいよ、今では僕も単なるファンだし、その質問に答えるのも簡単さ」
「みんなはアロンソがよかったって言っているけれど、僕もそう思うよ。そうすればハミルトンとの間に火花が飛び散っただろうからね。ファンとしてはそういうところが見られるのはうれしいものさ。だけど、チーム側からすればそれは避けたいことだし、彼ら(メルセデスAMG)は素晴らしい解決策を見つけ出したよ」
「ボッタスは速いし、かつてアロンソがやったように3年連続でマッサ(ウィリアムズ)に勝っている。これからもすごくうまくやれるよ」
「もちろん、ハミルトンのレベルはものすごく高いし、彼に勝つのは難しいだろうね。だけど、僕はそれが可能だということを証明してみせたよ」
最近、アロンソのマネジメントを担当するフラビオ・ブリアトーレが、メルセデスAMGとアロンソの間でロズベルグの後任候補としての交渉が行われたことなどはなかったと語ったことが報じられたが、実際にメルセデスAMGがアロンソ獲得を真剣に考えていたと思うかと質問されたロズベルグは、「いや、メルセデスAMGの立場からすれば、それは想像できないな」と答えている。