ニコ・ロズベルグが、自分の後任を務めるバルテリ・ボッタスにルイス・ハミルトンの秘密を教えるつもりはないと語った。
2016年に念願のF1チャンピオンとなったロズベルグは、F1引退後もメルセデスのブランドアンバサダーとして活動することになっている。
■5レースか6レースはサーキットに顔を出す
そのアンバサダーとしての業務の中にはメルセデスAMGに対するアドバイスなども含まれているのかと質問されたロズベルグは次のように答えた。
「いや、僕はスポンサーとの仕事を続けることになるんだ」
「もちろん、開発がどう進んでいくかということは見守り続けていくし、新車を見るのも楽しみにしている。間違いなく5レースか6レースはサーキットにも足を運ぶよ」
今年は具体的にどのレースを見に行く予定にしているのかと質問されたロズベルグは、「シーズンのハイライトとなるものだね」と答えるにとどまった。
■助言を求めてきたボッタス
そのロズベルグの後任として今年ハミルトンのチームメートを務めるのは、ウィリアムズから移籍したボッタスだ。ロズベルグは、そのボッタスが自分に助言を求めてきたと認め、次のように語った。
「うん、バルテリが僕と話をしたいと言ってきたんだ」
「よろこんでそうするよ。だけど、彼に必要以上のアドバイスをしたり、ルイスの秘密を教えたりするつもりはないよ。もちろん、僕は彼(ハミルトン)のことはすごくよく知っているけれどね。僕は中立的立場を守るつもりさ」
■2017年も最強はメルセデスAMG
2017年シーズンは、シャシーやタイヤに関するレギュレーションが大きく変わることから、メルセデスAMGのライバルチームであるレッドブルやフェラーリにもチャンスが生まれるのではないかとの声も聞かれている。
だが、ロズベルグは今年もメルセデスAMGが最強だという構図は変わらないだろうと考えているようだ。
「うん、そうなりそうだね」
「僕たちがベストチームであり、最大のチャンスがあることは間違いない。だけど、レッドブルとフェラーリのことも決して過小評価はできないよ」
そう語ったロズベルグは、次のように結んだ。
「僕は今でもこのスポーツの大ファンだし、最初のテストに向けて今からワクワクしているよ」