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リバティ・メディア時代を迎えF1が落ち着くだろうとメルセデスAMGのボス

2017年02月03日(金)11:42 am

F1の新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアが、これまで長期にわたってF1最高責任者の地位に君臨してきたバーニー・エクレストンからその職務を取り上げ、新たにチェイス・キャリーをF1の新たな最高責任者に据えた。

■エクレストン不在のF1界には期待と不安

エクレストンが失権したことに関しては、F1関係者の間でもとらえ方が分かれているようだ。ある者たちは、エクレストンが去ったことはF1を近代化する大きなチャンスだと考えている。一方で、エクレストンという「独裁者」を失ったことでF1が危機にさらされることになるのではないかと危惧(きぐ)している者たちもいる。

メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフは、そうした見方に関して『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)』に次のように語った。

「どちらの可能性もあるだろうね」

「多くの知識が失われるのはリスクになるだろう。バーニーは非常に素晴らしい取引を行い、我々は長期契約を結び、その上で活動している。そういうことは、今後は簡単ではないだろう。なぜなら、それはバーニーが何十年にもわたって築いてきた個人的関係の上に築いてきたものだからね」

「一方で、我々によって改善できるエリアもある」

■F1は落ち着くはずだとヴォルフ

新オーナーとなったリバティ・メディアは、F1の将来に向けて明確なアイデアを持っていると言われている。だが、ヴォルフは、実際には今後のF1はこれまでよりも落ち着いたものになる可能性もあると考えているようだ。

「(2016年に起きた)予選ルール変更の件や、エンジン規格に関する話し合いなど、我々は常に一貫性のない話し合いに直面してきていた」

そう述べたヴォルフは、次のように付け加えた。

「今後の取り組み方は今まで以上に戦略的でよく考えが練られたものになるだろう。データをもとに、どのエリアを改善できるかが詳細に検証されることになると思うよ」

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