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フェラーリはF1撤退をちらつかせるだろうと元F1ドライバー

2017年02月01日(水)17:20 pm

新たにF1のオーナーとなったリバティ・メディアによる収益分配システム改革の動きに対し、フェラーリを筆頭に大手F1チームが抵抗を示すかもしれない。

そう語ったのは、ドイツ出身の元F1ドライバーであり、近年はF1解説者としても活動しているクリスチャン・ダナーだ。

伝えられるところによれば、リバティ・メディアでは、現在フェラーリに毎年支払われている1億ドル(約113億円)もの特別ボーナス支給をストップするとともに、これまでよりも公平な収益分配システムに変えていくことを検討しているようだ。

この件に関し、まだフェラーリでは何のコメントも行っていない。

ダナーは、ドイツの『motorsport-magazine.com』とのインタビューの中で、フェラーリがそれに対抗してF1から抜けるという脅しをかけてくる可能性があるだろうと語り、次のように続けた。

「そうであれば、彼らは出て行けばいいんだ」

「こう言ってやればいいんだよ。もし今の自分たちの地位を築いたところにとどまりたくないのであれば、ル・マン(WEC/世界耐久選手権)に行けばいい。そこでは誰も見てくれないだろうとね」

だが、ダナーは、F1収益分配システム見直しの動きに対しては、恐らくフェラーリ以外の大手チームも反対の意向を示すだろうと考えている。

「フェラーリはやめると脅しをかけるだろう。メルセデスは自分たちの歴史を盾に取るだろう。ルノーは、もし自分たちがいなくなればエンジンを十分に供給できなくなると言うだろう。そのほかにもいろんなことを言うだろうね」

そう語ったダナーは、次のように付け加えた。

「誰もが可能な限りの手段でプレッシャーをかけ、それを自分たちの利益のために利用しようとするだろう」

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