メルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)が、今季ウィリアムズから移籍してきたバルテリ・ボッタスが2018年もチームにとどまりたいと思うのであれば、それだけの力があることを証明して見せる必要があると語った。
■ボッタスとの契約は1年のみ
2016年のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグが突然の引退を表明したことで、メルセデスAMGはかなりの苦労をしてウィリアムズからボッタスを引き抜くことに成功した。
だが、メルセデスAMGはそのボッタスと2017年の1年契約しか結ばなかったことが明らかとなっている。
ヴォルフは、ボッタスとの契約期間を1年間としたことで、2018年にはほかのドライバーを確保できる可能性を残したのだと認め、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。
「もちろんだよ」
「とは言え、我々としてはボッタスという解決策がうまく機能し、別のドライバーを探す必要がなくなることを期待しているがね」
■2018年には多くの選択肢
そう答えたヴォルフだが、2018年に誰がハミルトンのチームメートになるかはまだ分からないと次のように続けた。
「ニコ(ロズベルグ)の例でも明らかだが、状況は常に変化するものだ。ボッタスがルイス(ハミルトン)との比較においてどうなのかを見ることになるし、同様にほかのドライバーたちがどれほどうまくやっているかも見ていくことになる。さらに、ザウバーとフォース・インディアには我々の若手ドライバーもいるしね」
メルセデスAMG所属の若手ドライバーであるパスカル・ウェーレイン(ザウバー)とエステバン・オコン(フォース・インディア)にも言及したヴォルフは、次のように付け加えた。
「2018年以降に向けては多くの選択肢があるよ」
メルセデスAMGが獲得を検討しているとうわさされているドライバーとしては、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、カルロス・サインツ(トロロッソ)などの名前が挙げられている。
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