NEXT...F1開催スケジュール

【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「バンドーンは怖くない」

2017年01月18日(水)18:32 pm

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、2017年にルーキーのストフェル・バンドーンをチームメートに迎えることについて「心配などしていない」と主張した。

■ハミルトンとの苦い思い出があるアロンソ

アロンソとルーキードライバーの組み合わせと言えば、すぐに思い起こされるのが2007年シーズンだろう。

2005年と2006年にルノーで2年連続F1チャンピオンとなったアロンソは2007年にマクラーレンへと移籍。そしてその年にマクラーレンからアロンソのチームメートとしてF1デビューを飾ったのが今やアロンソをしのぐ3度F1チャンピオンとなったルイス・ハミルトン(現メルセデスAMG)だった。

この年はルーキーのハミルトンが見事な活躍を見せた。最終戦でキミ・ライコネン(フェラーリ)にまさかの逆転を許し、1ポイント差でF1チャンピオンの座を奪われたものの、シーズン終盤までポイントリーダーの位置につけていた。最終的にハミルトンとアロンソは同ポイントでシーズンを終えたものの、ハミルトンやチームとの関係が悪化したアロンソは、契約を中途解除してわずか1年でマクラーレンを去ったという経緯がある。

そして、それからちょうど10年後の今年、同じマクラーレンでアロンソは再び評価の高いF1ルーキーとコンビを組むことになったのだ。

■バンドーンの力を認めるアロンソ

今年からジェンソン・バトンの後任としてフルタイムドライバーとなったバンドーンだが、2016年の第2戦バーレーンGPで負傷欠場となったアロンソの代役としてF1デビューを飾っている。

そのF1初レースで見事に10位入賞を果たし、マクラーレン・ホンダに2016年の初ポイントをもたらしたバンドーンの走りは当然アロンソも見ていた。

アロンソは母国スペインの『AS』に「ルーキーでありながらすぐに結果を出すことは簡単なことじゃない。だけど、彼はすごくうまくやったよ」と語り、バンドーンが並のルーキーではないと認めている。

■バンドーンを恐れてはいない

だが、アロンソはルーキーのバンドーンをチームメートとして迎えることについて心配はしていないと次のように続けた。

「僕がルノーに戻ったとき、そこには(ネルソン)ピケJr.がいたのを思い出すよ。その後、(ロマン)グロージャン(現ハース)がやってきた。彼はすごく速いだろうと言われていたけれど、そうではなかった」

「フェリペ(マッサ/現ウィリアムズ)とも(フェラーリで)同じことが起きた。彼は何年もフェラーリにいたけれど、彼のほうが速いということはなかった。そしてキミ(ライコネン/フェラーリ)もそうだった。誰もが彼はF1チャンピオンだと言ったけれど、彼は僕より速くはなかったよ」

「だから、これからどういうことが起きるか様子を見よう。僕は心配などしていないし、恐れてもいないよ」

■今は協力し合うことが大事

「今、彼(バンドーン)は僕とタイトル争いをするドライバーではない。なぜなら、僕たちの目標は違うものだからね。僕たちはお互いに戦う必要もあるけれど、同時に協力し合ってチームを助けることも必要なんだ。今の困難な時期をできる限り短縮するためにね」

そう語ったアロンソは、次のように締めくくった。

「彼はすごく優秀なドライバーだし、新鮮な空気を持ち込んでくれる。GP2や昨年日本(スーパーフォーミュラ)で示してみせたようにすごく才能があるよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック