マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、2017年に向けて堅実な目標を設定していることを明らかにした。
2015年に伝説的F1コンストラクターであるマクラーレン・ホンダが再結成されたが、初年度は散々な結果で終えてしまっていた。だが、2016年にはホンダ製パワーユニットも着実な進歩を遂げ、コンストラクターズランキングも2015年の9位から6位へと上昇。
そして3シーズン目となる2017年にはシャシーやタイヤに関するルールが変わることもあり、マクラーレン・ホンダが一気に3強チームに割って入る活躍を見せるのではないかとの期待も大きくなっている。
だが、ブーリエはスペインの日刊スポーツ紙『AS』に次のように語った。
「(レースに)勝てれば成功だと言えるだろう」
「だが、私は本当に地に足をつけていたいと思っているし、あまりに高すぎる目標を設定したいとは思わない」
そう述べたブーリエは、次のように付け加えた。
「我々は2015年には9位、昨年は6位だった。だから、私としては今年トップ4に入ることを期待しているよ。我々もできる限りすぐに勝ちたいと思っている。だが、私は現実と取り組んでいるんだ」