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ヨーロッパのF1レースは多過ぎるとトロロッソのボス

2016年12月25日(日)5:42 am

新たなF1オーナーとなることが決まっているアメリカのリバティ・メディアだが、伝えられるところによれば、ヨーロッパやアメリカでのレースをもっと増やすことや、レース週末フォーマットの見直しなど、いくつかの改革案を検討していると言われている。

■コスト制限は実現可能だとトロロッソのボス

そうした改革案のひとつにはF1チームに予算制限を課すことも含まれていると言われており、現在報じられているところによればリバティ・メディアではまず1億5千万ユーロ(約184億円)ほどの年間コスト上限値を設定しようと考えているようだ。

しかし、大規模F1チームらは、そうしたコスト制限が導入されても各チームがきちんとそれを守っているのかどうかを監視するのは不可能だと主張していると伝えられている。

だが、トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、母国オーストリアの『Tiroler Tageszeitung(チロラー・ターゲスツァイトゥング)』に対し「そんなのはおかしな話だ」と語り、次のように続けた。

「トロロッソでは、一本一本のネジのコストがいくらなのかということだって分かっている」

「仮に、そうした部分の費用を明らかにすることを拒むチームがあれば、FIA(国際自動車連盟)はほかのチームが出した価格を平均し、その倍の費用を使ったとして計算すればいいだけだ。そうすれば請求書がきちんと流れるだろう」

だが、トストもリバティ・メディアが検討している改革案すべてに賛成の立場ではないようだ。

■F1はもっとヨーロッパ外を目指すべき

2018年からは伝統の一戦であったフランスGPが復活することになっているが、リバティ・メディアもヨーロッパでのF1レースをもっと増やす方向で考えていると言われている。

だが、トストはこれに関して次のように語った。

「私がほかの仲間(F1チーム)たちとは逆のことを言っていることは分かっている。だが、必要なのはほか(ヨーロッパ以外)の目的地だ」

「我々は南アフリカへ行くべきだし、アメリカでのレースももっと必要だ。そしてアルゼンチンやインドにも行くべきだよ。私に言わせれば、ヨーロッパのレースは多過ぎるよ」とトストは締めくくっている。

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