2016年にF1ドライバーズタイトルを獲得し、そのままF1から引退することを決めたニコ・ロズベルグが、近い将来にドライバーのマネジメントにかかわることになるだろうと示唆した。
■やりたいことはたくさんある
F1関係者の中には、31歳の若さでF1引退を決めたロズベルグが数年のうちにはまたF1で走りたいという気持ちが強くなり、現役復帰を目指そうとするだろうと考えている者もいる。
だが、ロズベルグ本人はその可能性を否定し、フランスの『Le Figaro(フィガロ)』に次のように語った。
「僕は何か別の新しいプロジェクトのためにアドレナリンを分泌させることになると思うよ」
「冗談で映画に出るかもって言ったけれど、やってみたいことはいっぱいあるんだ。人道主義的活動への興味もすごくあるし、僕の妻は建築家で、僕たちはこの分野でのプロジェクトもやっているよ」
「それに、何らかの形でレースとも深くかかわっていたいと思っている。だけど、僕がアドレナリンを必要とするときがあるとすれば、それは友人たちとカートをするときだね」
■ベストは若手ドライバーのマネジャー
そう語ったロズベルグだが、レースやF1とのかかわり方のひとつとして、ドライバーのマネジメントを行うこともひとつの選択肢となるだろうと次のように続けた。
「一番いいのは若いドライバーのマネジャーになることだろうね。僕の父が僕に対してやってくれたようにね。僕はドライバーをやりつつ、別の面からそれを経験することもできていたんだ」
「すぐに来年からでも、またサーキットに戻ってこられるようにしたいと思っているよ」とロズベルグは付け加えた。