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ボッタスのメルセデスAMG移籍に備え、ウィリアムズがマッサに復帰を打診か

2016年12月16日(金)16:42 pm

ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが、来季ニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスAMGのシートを獲得する可能性が高まってきているようだ。

■交渉を継続するメルセデスAMGとウィリアムズ

メルセデスAMGでは、少なくとも2017年1月3日(火)までは、今シーズン限りでF1引退を表明したロズベルグの後任ドライバーを発表することはないと表明したが、その最有力候補として検討しているのがボッタスであることは確かだ。メルセデスAMGではすでにウィリアムズに対してボッタスの契約譲渡を申し入れたと報じられている。

ウィリアムズでは最初にメルセデスAMGから提示された条件は拒否したと伝えられているが、まだ水面下で両チームの交渉が続けられているのは間違いないようだ。

■ボッタスが評価されたことは誇りに思うとウィリアムズ

これまでこうしたうわさに関しては沈黙を守っていたウィリアムズだが、このほどチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズがイギリスの『BBC Sport(BBCスポーツ)』に対し、次のように語った。

「私は、メルセデスAMGのようなチームがニコの後任候補としてバルテリをリストアップしていることをうれしく思っています」

「私たちはこれまでずっとバルテリはこのスポーツの重要な人材のひとりであると考えていましたし、チャンピオンチームもそれを認めたことを誇りに思っています」

■マッサのようなドライバーが確保できればボッタス放出も

「しかしながら、ウィリアムズにも自分たちの目標がありますし、チームがさらに前進するためにベストな状況を整えておく必要があるのです。ウィリアムズが2017年において戦い、開発を続けていけるだけの強い位置にとどまることができるという条件が整わなければ、どのような変更も行うわけにはいかないのです」

「もし私たちがバルテリを手放すとすれば、例えばフェリペ・マッサのような、経験があり、信頼ができる代替要員が確保できる場合に限られるでしょう」

来季、18歳の新人ドライバーであるランス・ストロールをデビューさせることが決まっているウィリアムズだが、2017年にはシャシーやタイヤルールが大きく変わるだけに、自分たちのチームをよく知る経験豊かなドライバーがもうひとつのシートに座ることは必須条件とも言えるだろう。

■ウィリアムズ、マッサに引退延期を依頼?

だが、パワーユニットサプライヤーであるメルセデスAMGとの関係を損ねたくはないという思惑もそこにからんでくるのは間違いないだろう。伝えられるところによれば、メルセデスAMGはもしボッタスを譲り渡すことに同意してくれれば、ウィリアムズに供給するパワーユニットの費用を840万ユーロ(約10億円)以上も値引きするとの条件を提示しているという。

また、ボッタス本人も、最強チームであるメルセデスAMGへの移籍を強く希望しているとも伝えられており、こうした状況のもと、ウィリアムズでは今季限りでF1引退を表明したマッサに対し、もう1年だけウィリアムズで現役を続けてくれないかとの交渉を行っているとも報じられている。

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