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メルセデス、ウィリアムズとの交渉に集中 若手は時期尚早?

2016年12月16日(金)7:33 am

メルセデスAMGはルイス・ハミルトンのチームメートとして、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)とパスカル・ウェーレインの2人に絞ったと考えられているが、既報のとおり、メルセデスの広報は業務開始の「1月3日まで」何も発表はないと認めた。

■ウィリアムズとの交渉を最優先

第三者との交渉が必要ないメルセデス契約下のウェーレインを“昇格”させるのであれば、当初の目標であった「クリスマス前まで」には契約が成立する可能性は大きいだろう。しかし、メルセデス広報が休暇明けまでは「何も計画はない」とコメントしたことから、メルセデスはボッタスと契約しているウィリアムズとの交渉を最優先していることがわかる。

■若手にはまだ早すぎる?

メルセデスが抱える若手ドライバーで、今年マノーをドライブしていたパスカル・ウェーレインは、まだ来季シートが決まっていない有力候補の一人だ。しかし、同じくメルセデス契約下のエステバン・オコンとともにまだ経験を積ませて育成している段階でもある。オコンは中堅チームの中でも最上位のフォース・インディアへ移籍が決まっており、ウェーレインはザウバー移籍かマノー残留でさらに経験を積む可能性が大きい。

メルセデスは、ウェーレインがルイス・ハミルトンと同じチームで戦うには時期尚早と判断しているか、または明確なナンバー2として迎える“最後のカード”としてウェーレインを残していると思われる。

■影響を受ける下位チームとドライバーたち

これに影響を受けているのがザウバーとマノー、そしてフェリペ・ナッセなど残り3シートを狙うドライバーたちだ。逆に考えれば、ドライバーたちはさらにスポンサーを見つけるための時間的猶予ができたので、シート争いに動きが出るかもしれない。チームにとっては体制を整えるために早くドライバーを決めたいところだが、スポンサーが増えるのであればやむを得ずというところだろう。

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