2016年シーズンにルノーのテストドライバーを務めたセルゲイ・シロトキンが、2018年にはルノーのレースドライバーになることを目指していることを認めた。
今年、F1の下位カテゴリーであるGP2シリーズをランキング3位で終えたロシア人ドライバーのシロトキンは、2017年にはルノーの控えドライバーに昇格するのではないかと考えられている。
21歳のシロトキンは、母国ロシアの『Sportbox(スポートボックス)』から今後のことを尋ねられると、次のように答えた。
「今後のことについてはそれほど話せることはないんだ」
「ボリス・ローテンベルク(ロシアのビジネスマン)やSMPレーシングと共に、2017年にサードドライバーの役割につくことに関してルノーと交渉を行っているところだよ。そうすれば2018年にレースドライバーになるのに役立つかもしれないからね」
実際のところ、シロトキンはルノーとロシアのSMPレーシングとの協業における中心的な存在となっている。ローテンベルクによって設立されたSMPレーシングはロシアにおけるドライバー育成を目的として活動を行っている組織であり、WEC(世界耐久選手権)のLMP1カテゴリーともかかわりを持っていることで知られている。
「2017年にはルノーと非常に密接な協力ができると期待しているし、LMP1でも懸命に取り組むことになる。コース上でもそうだし、エンジニアと一緒にクルマのセットアップを行うことも含めてね」
そう語ったシロトキンは、次のように付け加えた。
「実際のところ、これはかなり広範囲に及ぶプログラムなんだ」