ホンダ勝てば「マクラーレンは愚か」

“アジアのニュルブルクリンク”、ティルケ設計の大型複合施設でF1マレーシアGP開催へ

2016年12月08日(木)16:29 pm

1999年からセパン・インターナショナル・サーキットで開催されてきたF1マレーシアGPが、ちょうど20年目を迎える2018年の開催をもって契約を延長しない方針であることを明らかにしたが、どうやら『新サーキット』でF1およびMotoGPの開催を狙っているようだ。

■アジア最大のモータースポーツ都市ファストトラックシティ構想

6日、ナジブ・ラザク首相によって『パインウッド・イスカンダール・マレーシア・スタジオ』で行われた式典でサーキットが設計されることが発表された。

アジア最大のモータースポーツ都市を目指す『ファストラックシティ(Fastrackcity)』は、F1やMotoGPを開催可能なFIAグレード1とFIAグレードA認定を取得可能な全長4.45kmのコースを中心に構成される。

初期構想では、GTが開催可能なグレード2だったが、計画はアップグレードされた。また、夜間照明設備もあるという。

■ヘルマン・ティルケ設計

『ファストラック・イスカンダール・サーキット』は、セパン、バーレーン、上海、イスタンブール、ヤス・マリーナを制作し、シンガポールのマリーナベイ、スペインのバレンシアなどのストリートサーキットも担当したヘルマン・ティルケによる設計だ。

このサーキットは、60mの標高差がある自然の地形を生かし、「アジアで他のサーキットにはないレース経験を提供する」としており、ニュルブルクリンクの北コースのような自然の起伏がある地形に設計されることで、「信じられないほどの体験」が期待されている。

ティルケは次のように語った。

「私がこれまで仕事をした中で最もエキサイティングなモータースポーツ・コンセプトの一つだ。私はモータースポーツ・エンターテインメントのためにユニークなトラックを作れると信じて疑いません」

■コース概要

ファストラックシティによると、このコースは3つのフルトラック、3つの北トラック、1つの南トラックという7つの異なる構成を持っている。北トラックは起伏のある地形で、南トラックは313km/hもの高速ストレートがある。

その中心には、ヒルクライム・セクション、全長1.5kmのグレードAのカートサーキット、4x4パーク、モーターサイクルパーク、アドバンスド・ハンドリングパークが、いずれも徒歩圏内にある。アドバンスド・ハンドリングパークは、キックプレートと円形スキッドパンを備えている。

アドバンスド・ハンドリングパーク

ヒルクライム・セクション

ガレージとホスピタリティー施設を備えたカート・ビルディングとヒル・クライム・ビルディングは、大きなトラックで開催されているメインイベントと同時にイベントを開催することができる。

ピット・ビルディング

究極の車を所有する富裕層向けに、ファストラック・サーキットは車両には免税しており、高級車のための理想的な駐車施設の高いセキュリティを誇る“Auto Vault”を備えている。ジョホールやシンガポール在住者にはうってつけかもしれない。

高級車のための理想的な駐車施設Auto Vault

■ホテルなど複合施設も

他にも、自動車展示スペース、ショーギャラリー、アウトレット、湖や公園、モータースポーツをテーマとした4つ星ホテルなどを備えた複合施設となる。

自動車展示スペース

湖や公園

■投資額は894億円

35億リンギット(894億円)が投資されたこのプロジェクトは、『ファストラック・オートスポーツ』(シンガポールの億万長者ピーター・リムとジョホールロイヤルファミリーが70%を所有)と、マレーシアの開発者『UEM Sunrise』によるジョイントベンチャーだ。完成予定目標は2019年だという。

1999年以来、セパン・インターナショナル・サーキットがマレーシア・モータースポーツの本拠地だったが、ファストラックはその後を引き継ぐものになりそうだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック