2016年F1第21戦アブダビGPが11月26日(土)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間22時)から行われた予選でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。今季12回目、通算61回目。
●【予選タイム結果】第21戦F1アブダビGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数
Q1では、ハミルトンが群を抜く速さを見せてトップに立ち、ポイントリーダーのニコ・ロズベルグは5番手にとどまる。2番手3番手にフェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルが続き、レッドブル勢よりも上に立つ。
マクラーレン・ホンダ勢はジェンソン・バトンが10番手、フェルナンド・アロンソが13番手となり、危なげなくQ1突破を決めた。フリー走行でトラブルに見舞われ、走行距離が伸ばせなかったトロロッソ勢は2台ともQ1敗退となった。
Q1で敗退となった6名のドライバーは次の通り。17番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、18番手ケビン・マグヌッセン(ルノー)、19番手フェリペ・ナッセ(ザウバー)、20番手エステバン・オコン(マノー)、21番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、22番手マーカス・エリクソン(ザウバー)。
Q2では、順当にメルセデスAMGのハミルトンとロズベルグが1-2体制を築く中、フェラーリのライコネンとベッテルがそれに続いていく。しかし、スーパーソフトタイヤでQ2突破を目指すレッドブルが速さを見せ、マックス・フェルスタッペンがフェラーリに割り込む4番手、リカルドがベッテルに次ぐ6番手につける。
マクラーレン・ホンダ勢は最初のアタックでアロンソが11番手、バトンが16番手となる。アロンソは最後のアタックで10番手に上がりQ3進出を決めるもバトンは12番手にとどまりQ3進出はならなかった。
Q2で敗退となった6名のドライバーは次の通り。11番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、12番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、13番手エステバン・グティエレス(ハース)、14番手ロマン・グロージャン(ハース)、15番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、16番手パスカル・ウェーレイン(マノー)。
Q3では、メルセデスAMG勢がセッション開始と同時にコースイン。最初のアタックでハミルトンがロズベルグに0.346秒差をつける暫定ポールタイムを刻む。
2度目のアタックではロズベルグがセクター1で全体ベストタイムを刻むものの、セクター2、3ではハミルトンが圧倒的な速さを見せてロズベルグにコンマ3秒の差をつける1分38秒755を刻み、4戦連続でのポールポジション獲得を決めた。
マクラーレン・ホンダのアロンソは、最後のアタックでフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)のタイムを上回り、9番手で今年最後の予選を終えている。
Q3の結果は次の通り。ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、6番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、8番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、10番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。
なお、レッドブルの2台のみが予選Q2をスーパーソフトタイヤで乗り切っており、明日の決勝をスーパーソフトでスタートすることになる。
今季のF1チャンピオンが決まるF1アブダビGP決勝は、明日の日本時間22時から始まる。
●【動画】ハミルトン、タイトル決定戦でポールを勝ち取る/F1最終戦アブダビGP予選ハイライト映像