25日(金)、レッドブル・レーシングが『TAG Heuer(タグ・ホイヤー)』とのエンジン・ブランド契約を2シーズン延長したことを発表した。これにより、2018年までレッドブル・タグ・ホイヤーとして参戦することになる。
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■大成功の初年度
レッドブル・タグ・ホイヤー初年度は、シーズン中に移籍したばかりのマックス・フェルスタッペンがF1スペインGPで初優勝、ダニエル・リカルドもF1マレーシアGPで優勝し、コンストラクターチャンピオンシップで2位を確定させた。
■チーム代表クリスチャン・ホーナー「2つのブランドはレースへの情熱がある」
「本日、タグ・ホイヤーとのエンジン・パートナーシップを延長することができて大変うれしく思っています。
タグ・ホイヤーとレッドブル・レーシングの2つのブランドは、どちらもレースへの情熱と、他とは異なることをしており、これが我々のパートナーシップのベースとなっています。
"プレッシャーに負けるな"というタグ・ホイヤーのモットーは、レッドブル・レーシングが日々実践していることでもあり、この先のシーズンでタグ・ホイヤーのストーリーを伝えるのを楽しみにしています」
■タグ・ホイヤー・グローバル・スポーツディレクター、マーク・バイバー
「F1はタグ・ホイヤーのDNAの一部です。レッドブル・レーシングは若く、ダイナミックでやる気のあるチームで、我々のマーケティング戦略と完全に調和しています。
この延長により、将来に焦点を当て、より大きな視点を与えてくれるでしょう。2017年に向けて様々なクリエイティブでエキサイティングなプロジェクトが進んでいます。私たちのモットー"プレッシャーに負けるな"は、我々の行動全般における指針であり、レッドブル・レーシングチームのサポートと非常に影響の大きい熱意で広がるでしょう」
■来季は「レッドブル・レーシング - タグ・ホイヤーRB13」
エンジン・ブランディング契約により、来シーズンのクルマは『レッドブル・レーシング - タグ・ホイヤーRB13』となるだけではなく、タグ・ホイヤーは、チームの公式タイムキーパー、公式ウォッチ、チーム・パフォーマンス・パートナーも継続する。
■レッドブル・タグ・ホイヤーの誕生の経緯
レッドブル・タグ・ホイヤーの誕生のきっかけは、レッドブルがルノーを批判したことで、2016年のエンジン契約が無くなるという危機に陥った。そこでレッドブルは長年マクラーレンのスポンサーだったタグ・ホイヤーと契約、ルノーのパワーユニットにタグ・ホイヤーブランドのバッジを付け、無事にルノーエンジンを継続して使用できた。
レッドブルとトロロッソは、2017年から2018年までの2年間、ルノーとエンジン使用契約を締結しており、打倒メルセデスへ向けて加速しそうだ。
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