ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介が、ヤス・マリーナ・サーキットで行われた2016年F1最終戦(第21戦)アブダビGP初日を終えて次のようにコメントした。
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■長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト責任者)
「金曜日のフリー走行セッションはチームにとって忙しいものでした。まだ陽が高い午後のフリー走行1回目では空力のテストと初期セットアップに集中し、夕方の涼しいフリー走行2回目ではバランスの確定とレースシミュレーションとしてのロングランにギアを合わせていました」
「フェルナンド(アロンソ)は1日中順調に走行できましたが、ジェンソン(バトン)のERS(エネルギー回生システム)の水圧が異常値を示したため、彼のフリー走行1回目の走行を短縮せざるをえませんでした。ジェンソンのクルマには何もハードウエアの問題は見つかりませんでしたが、我々はセッションの間に金曜日用のパワーユニットを早めに交換することにしました。それによって彼はレース用エンジンでフリー走行2回目の走行を行うことができました」
「メカニックたちの素早い仕事と、フェルナンドが一貫してデータを収集してくれたおかげで2台のクルマのバランスを改善するのにそれほど時間はかかりませんでした。フリー走行2回目でずっとロングランを続けることができましたからね」
「今夜やるべき仕事も残っています。しかし2台のクルマが11番手と12番手で終えることができましたし、明日の予選に向けていいスタートを切ることができました」
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