F1にタイヤを供給するピレリが、2017年の新しいタイヤをアブダビGP(27日決勝)で公開した。
●全チームとF1ボス、セーフティカー後はスタンディングスタートでの再スタートで合意
2017年からタイヤの幅は約25%広くなり、フロントは245ミリから305ミリに、リアは325ミリから405ミリになる。
ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、「簡単なプロジェクトではなかった」と『Speedweek(スピードウィーク)』に語っている。
ピレリは、メルセデスAMG、レッドブル、フェラーリの協力を得てタイヤを開発してきた。テストで使用されたのは、2015年車に手を加えてダウンフォースを増やしたマシンだ。
「あの(テストで使用した)クルマは、来年われわれが目にするものよりダウンフォースが20%少ないと推定している」とヘンベリー。
「従って、これはスタート地点に過ぎない。新車が披露されるのは2月だ。設定した目標を達成できたかどうかが分かる胸躍る瞬間になるだろう」
「われわれは、2017年を移行の年とみなしている。シーズン中の25日間のテストで開発ができるからだ。2018年によりよいタイヤにするためにね」