事実上のF1ラストレースとなるジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)が、F1チャンピオンを獲得したブラウンGP時代のイエローのヘルメットで挑んでいる。
夏までは引退を考えていたジェンソン・バトンだったが、ロン・デニスに説得されて2018年のレース復帰を含めた契約更新をしていた。しかし、そのロン・デニスはマクラーレンを追われてしまった。
木曜日の記者会見では、「これが僕の引退レースだ」と語っており、現時点ではバトンはF1に未練はないようだ。
バトンはSNSで次のように語っている。
「F1での最後のレースだという気持ちでこのグランプリに挑むよ。だから、パパのためのピンク(ヘルメット)を少しヒントにした、僕が世界チャンピオンを獲得した年の想い出(イエローヘルメット)を持ってこようと思ったんだ」
そして次のように続けた。
「やっぱり素晴らしい見た目だと思うよ。みんなもそう思ってくれるといいな。『僕たちは夢とともにF1にやってきて、思い出とともに立ち去る』('We arrive into F1 with dreams and leave with memories')」
ヘルメットの白い部分には『The journey is the reward. (旅はご褒美)』というメッセージを入れており、その上には父親を想ってピンクのラインが入っている。