フェラーリでは、これまで恒例となっていたクリスマス昼食会を今年は行わないことにした模様だ。
■お祝い気分になれない今年のフェラーリ
この情報は、フェラーリ専属ジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニが、マラネロ(フェラーリ本部)の“友人たち”から聞いた話だとして紹介したものだ。
トゥッリーニは自身のブログで、フェラーリが昼食会をキャンセルしたのは、今年は「何も祝うべきものがない」ためだとしている。
だが、トゥッリーニは、最近ではひんぱんにマラネロに顔を出すようになっているフェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネの気が変わる可能性もあるとし、そうすればメカニックやエンジニアたちは何か違う形でクリスマスを祝うことができるだろうとも書いている。
「この小さなエピソードは、恐らくは感情を配慮してのことだろう」とトゥッリーニは付け加えた。
■フェラーリは最後まであきらめないとアリバベーネ
ともあれ、メルセデスAMGからF1タイトルを奪い取ることを目標に掲げて2016年シーズンに臨んだフェラーリだが、最終的にはメルセデスAMGを追い詰めるどころか、レッドブルにもナンバー2の座を奪われ、コンストラクターズランキング3位でシーズンを終えることになってしまった。
フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネは、今週末に行われる最終戦アブダビGP(27日)に向けて次のように語っている。
「さあ、アブダビに集中しよう。シーズン最後のレースだが、これまで常に言ってきていたように、我々は最後まであきらめるようなことはしない」