最終戦となるF1第21戦アブダビGPについて、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川 祐介が次のように語った。
●【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「ジェンソン・バトンと最後のレースは寂しい」
■長谷川 祐介 株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「今週末のアブダビGPで、2016年のF1カレンダーも終了となります。年間21戦と、長いシーズンをチームと一緒に過ごしてきましたが、我々のような比較的新しく、向上心がとても高いチームですと、チームメンバーと一緒に過ごす時間が長ければ長いほど強くなると思います。
また、アブダビGPはジェンソンのフルレースドライバーとしてひとまず最後のレースになります。彼は、フェルナンドとともに我々の柱となり、この2年以上チームを支えてくれました。来年は、残念ながらサーキットで会える機会は少なくなってしまいますが、来年も引き続き開発のサポートに関わってくれることを楽しみにしています。
ヤス・マリーナ・サーキットは、レーシング専用コースと、市街地をイメージしたセクションを組み合わせた個性的なサーキットで、ここ数戦とは異なるコースのレイアウトとなります。長い全開ストレートや、連続する低速の90度コーナーなど、セクターごとにマシンに対する要求も変わるため、またセットアップに忙しい週末となります。
レース終了時のチェッカーフラッグから、次のシーズンまで3カ月程度しかありませんので、レース終了後にはすぐに2017年に向けてすべての活動を切り替えますが、まずはアブダビでの最終戦を楽しみ、そしてシーズンをいいかたちで終えられるように全力を尽くします」