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ナッセ、母国で今季初ポイント獲得もシート喪失の危機

2016年11月22日(火)19:24 pm

ザウバーは21日(月)に、2017年シーズンに向けてマーカス・エリクソンとの契約を更新したことを正式に発表した。

■2017年のF1残留に黄信号のナッセ

だが、チームが出した声明には現在エリクソンのチームメートを務めるブラジル人ドライバーのフェリペ・ナッセに関しては何も触れられておらず、単に「2人目のドライバーは追って発表する」とされているのみだった。

前戦F1ブラジルGP(第20戦)で雨を味方につけて9位入賞を果たし、チームをコンストラクターズランキング10位に押し上げる活躍を見せたナッセだが、今季限りでスポンサーのブラジル銀行を失うことになると見られており、非常に苦しい立場に追い込まれているようだ。

■F1ボスのサポートも実らず

だが、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、ナッセが来季もシートを獲得できるよういくつかのチームに働きかけをしていたことも明らかとなっている。ブラジルGPそのものの存続が危ぶまれる状況を迎えている中、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)の引退に加えてナッセもシートを失うということになれば、ブラジル側のF1継続意欲もさらにかげりを見せることになるだろうからだ。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』から、ブラジル人ドライバーを抱えることはF1にとって重要なことかと質問されたエクレストンは、次のように答えた。

「1人は必要だ」

「今日に至るまで、何十年にもわたって常に1人は上位争いをしていたからね」

エマーソン・フィッティパルディ、ネルソン・ピケ、そしてアイルトン・セナとこれまでに3人のF1チャンピオンを生んだブラジル。セナ以降はF1チャンピオンこそ生まれていないものの、ルーベンス・バリチェロやフェリペ・マッサが長年にわたって上位争いを繰り広げてきたという歴史を持っている。

エクレストンとしては、ナッセを何とかルノーあるいはフォース・インディアに移籍させたいと考えていたようだ。だが、この2チームはすでに別のドライバーラインアップで来季を戦うことを決定している。

■シートに空きがあるのはザウバーとマノーだけ

エクレストンは、ナッセの将来はかなり悲観的だと次のように続けた。

「まだ空きシートがあるのはどのチームだい? ザウバーとマノーさ。だから彼(ナッセ)もそこでは成功を収めるのは無理だろうね」

エクレストンにしてみれば、仮にナッセがザウバーかマノーのシートを確保できたとしても、ブラジルのファンや企業が喜ぶような活躍は期待できないため、それでは意味がないということだろう。

うわさによれば、パスカル・ウェーレイン(マノー)が、所属するメルセデスの支援によりザウバーのシート獲得を目指していると言われている。その背景には、ザウバーに逆転されランキング最下位に沈んだマノーは、来季ウェーレインよりももっと資金を持ち込めるドライバーと契約する必要が出てきているためだとも言われている。

ザウバーを年間ランキング最下位から救ったナッセだが、そのご褒美がシート喪失というなんとも皮肉な結果に終わる可能性が高くなってきているようだ。

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