1999年から開催されていたF1マレーシアGPが、ちょうど20年目を迎える2018年の開催をもってその歴史に終止符を打つことになりそうだ。
マレーシアのナズリ・アブドゥル・アジズ観光担当大臣が21日(月)に『Bernama(ベルナマ通信)』に対して、現在の開催契約が満了する2018年の開催を最後に、契約を延長しない方針であることを明らかにした。撤退決定は財政的な理由によるものだという。
セパン・インターナショナル・サーキットで開催されてきたマレーシアGPに関し、ナズリ大臣は次のように語った。
「我々は1年につき3億リンギット(約75億円)を費やしてきているが、その3億を取り戻すことができていない。グランプリで利益を得ることができていないのだ」
マレーシアGPの観客数が減ってきていることを認めたナズリ大臣は、「人々が(F1への)興味を失ってしまったのだと思う」と語り、次のように付け加えている。
「世界中のどこでも、F1の観客が増えているところがあるとは思えない」