ポルシェは11月20日、伝説的なマカオのストリートサーキットにて開催されるFIA GTワールドカップにおいて、2台の911 GT3 R(最高出力500 PS)を投入する。
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市販車であるタイプ991の911 GT3 RSをベースにしたこのカスタマースポーツレーシングカーは、世界各地で行われるGT3レースのためにヴァイザッハで設計され、2016年にデビューした。
ドライバーは、ニュージーランド出身のアール・バンバー(カーナンバー911)とフランス人のケビン・エストレ(カーナンバー912)。ファクトリーチームとして、今年のGTシーズン最終戦である12月10日開催のセパン12時間レース(マレーシア)を前に、ここマカオのGTワールドカップに参戦するのはポルシェの長年のパートナーとして数々の成功を収めてきたマンタイ・レーシングだ。
■ポルシェ911 GT3 R
911 GT3 Rの開発にあたり、エンジニアは特に軽量なデザイン、空気力学的効率の向上、燃料消費量の低減、操縦性の向上などを重視した。最新鋭の4リッター水平対向6気筒直噴エンジンを搭載したこのモデルは、2016年1月のデイトナ24時間レースでデビューを果たしている。
911 GT3 RはデビューシーズンにIMSA スポーツカーチャンピオンシップ、ワールドチャレンジ、過酷なノルドシュライフェ(北コース)で行われるニュルブルクリンクのVLN長距離耐久選手権など、国際的なレースシリーズで数々の成功を収めてきた。