15日(火)に、長年にわたってマクラーレン・グループの最高権威の座にあったロン・デニスが失脚したことが明らかとなったが、その後任が誰になるのかが今後の大きな話題となってくるのは間違いない。
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■マクラーレンCEO候補筆頭はザック・ブラウンか
マクラーレンは、声明の中で「マクラーレン・テクノロジー・グループは現在新たな最高経営責任者(CEO)の任命に向けた準備に入っている」と記しており、現時点では誰がデニスの後任に指名されるのかは明らかとなっていない。
だが、うわさによればその最有力候補は、元レーシングドライバーであり、世界最王手のモータースポーツ広告代理会社であるジャスト・マーケティング・インターナショナル(JMI)の設立者として知られるザック・ブラウンだと言われている。
■エクレストンの後任候補ともうわさされるブラウン
そのブラウンに関しては、新たなF1オーナーとなったリバティ・メディアからバーニー・エクレストンの後任としてF1最高責任者のポジションもオファーされているようだともうわさされている。
事実、ブラウンは最近JMIの職を辞したことが明らかとなっており、何らかの新たなポジションに就くことになるのは間違いないと見られている。
■マクラーレンがブラウンに「48時間」の猶予?
そして、イギリスの『Times(タイムズ)』は、現在リバティ・メディアとマクラーレンがブラウンの争奪戦を繰り広げている状態だと伝えている。
その記事によれば、マクラーレンはブラウンに対し、デニスの後任としてマクラーレン・グループ最高経営責任者のポジションに就くかどうか、「48時間以内に」決心するよう求めているとのことだ。
「ブラウンはF1におけるビッグチーム(マクラーレン)の運営に携わるか、あるいはショー(F1)全体の運営に携わるか、その選択を迫られている」と『Times(タイムズ)』は書いている。
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